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治らない原因のわからない発疹・蕁麻疹

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はじめに

 本記事は若い人や普段からあまり薬を飲まない元気な人には役立たない記事である。

 発疹や蕁麻疹は食べ物、薬品、急激な温度変化など様々なことが原因して起こる病気である。人が人生で高齢に至るまで 歳を重ねる間には、様々な経験をしており、発疹や蕁麻疹になることは多くの人が経験していることと思われる。そしてこの病気の殆どは、評判の良い皮膚科や内科の医師にかかればすぐ治癒するものである。しかし、人間は歳を重ねるほど、外部から取り込む無用な蓄積物も多くなり、精密機械である人間の身体は、高齢になるほど汚れ錆つき、子供や若い人に比べ薬が効きにくくなるものである。かくいう私も高齢者の例に漏れず、医師が首をかしげる場面に遭遇することとなった。

 本記事は私自身の実体験から学んだことであり、広く一般に通ずる話ではない。発疹や蕁麻疹になったらその専門医にかかるのが一番であり、本記事は何ら役に立たないのが普通である。
 ただ、その道の専門医にかかっても原因がわからず病状が改善しない場合、ひょっとして本記事に記載したのと同じことが原因している可能性はゼロではない。そのような場合の参考になればと思い、高齢者が遭遇した一つの特殊な実例として記載することとした次第である。

現在まで体験した発疹・蕁麻疹の原因とその治療 

気温変化

 高校2年生の時、鶴舞公園内にある名古屋市公会堂で講演を聴いていたとき、突然全身にミミズ腫れのような蕁麻疹が出来たことがある。魚や甲殻類アレルギーなど無く、薬剤アレルギーも無かっただけに驚いたが、帰宅後近所の医者に診てもらったところ温度の急激な変化が原因だろうとのことであった。季節は夏、当時は今ほど暑くはなかったが、公会堂にはクーラーが入っており、外気との温度差はそれなりにあったものと思われる。幸い、翌日には蕁麻疹は跡形もなく消えており、その後ずーっとなることはなかった。これは若い人にもよく見られる一般的なアレルギーである。

CHOP治療後の発疹等

 50代なかばで悪性リンパ腫になり化学療法であるCHPO治療を6クール行った。脊椎の圧迫骨折があり寝たきりに近い状態での5ヶ月間にわたる入院治療である。CHOPでは3種類の点滴注射と1種類の錠剤を使用するが、点滴で用いられる薬品の一つは血管から漏れるとまわりの細胞を壊死させる毒性の強いものであり、点滴が漏れた患者は漏れた周囲の細胞が壊死し腕が真っ黒になっていた。
 そのようにキツイ抗がん剤を6回も血管内に注入するのであるから、毛細管の先端近くの血管壁が薄い箇所では細い血管の一部が傷ついたり壊死するのであろうか、抗がん剤が漏れて周りの細胞が傷ついたり壊死するのであろうか、治療が終わってからも、下肢の膝下からくるぶしにかけて発疹が出来、痒くて仕方がない状態が続いた。 また、治療で免疫力が低下したためか厄介な口唇ヘルペスが出来たりもした。
 この症状は評判の良い皮膚科の先生に診てもらって短期間で治癒するに至った。

CHASER治療後の足のかゆみ

 上記の治療から5年経過した頃、2度目の再発があり転院して治療を受けた。初発時に比べ悪性度が高くなっていたためCHOPとリツキサンを組合せた治療では治癒が期待できないためCHASER治療を受けた。これはCHOPに比べかなりきつい化学療法で、各クールの第二週の数日間、血液中の白血球数が0になるものであった。それだけに治療後のダメージも大きく、両下肢膝下の皮膚に赤黒いシミのようなものが出来痒くて仕方がないといった期間がかなり続いた。退院後、皮膚科で薬を処方してもらい痒みはしばらくして無くなったが、赤黒いシミは7~8年治らなかった。皮下組織が壊死したか毛細血管の一部が壊死したのではないかと思うが、悪性度の高い悪性リンパ腫が治癒したと思えばこれくらいの代償は仕方ないのであろう。入院中、同部屋になったりした(白血球数が0になると個室に移されるため、入院中何度か部屋を移動したため)人と通院で顔をあわせることがあったが、その人は痒みが我慢できず、待合室で両足を掻きむしっていた。これも化学療法後に起きた症状である。

モーラステープ多用後の発疹

 整形にかかると処方される貼薬にモーラステープがある。患部の痛みを取る上で効き目の高い貼薬であるが、使用上注意が必要である。同じ場所に何度も貼らないこと、使用枚数をあまり多くしないこと、貼った患部を太陽光に当てないことなどである。副作用が現れるまでにはタイムラグがあり、禁止事項を破ってすぐ副作用が出るわけではないが、しばらくして確実に身体に現れる。患部がかぶれ1ヶ月くらい治らないことである。また、患部以外に発疹などが出る場合もあるが、使用を止めてから1ヶ月くらいは治らない。私の場合、胸椎を潰しており、背筋が姿勢維持に極度の緊張を強いられるため常時痛みがあり、痛みが強くなるとモーラステープを5~6枚貼るのであるが、梅雨時など痛みが続くとこれを何日も続けるわけである。そうすると数日から1週間ほど遅れて上記の副作用が現れ、使用を止めてもなかなか治らなくて困ってしまう。
 これは、薬に記載されている使用上の注意書きに従わなかったため起きるかぶれ・発疹・蕁麻疹である。 

今回体験した薬で治らない蕁麻疹の原因

 悪性リンパ種の2度めの再発から10年以上が無事経過し、経過観察の頻度も年2回までとなったが、背中の痛みや足のしびれは常時あり、痛みが酷いときはモーラステープを貼らざるを得なくなる。
 モーラステープを貼り続け、しばらく経った後、手のひらや手首に赤斑が出るようになった。仕方なくモーラステープの使用を止めたが、その後1ヶ月が経過しても手のひらの赤斑は消えず、逆に入浴後に全身に赤斑が現れたりするように症状がひどくなった。皮膚科を受診し処方された薬を飲んでみたが一向に症状は改善されず時が経過した。
 その症状は皮膚を刺激したり、入浴で身体が温まると全身に広がったり、腕時計を付けると手首に出たりした。時計をチタン製に替えると軽減するような感じで、金属アレルギーと疑ったりもしたがはっきりと原因がわからなかった。

閃きと絞り込み

 そんな症状が半年ほど続いた頃、ふっと心に閃いたことがある。ひょっとして飲んでいる健康補助食品か薬局で購入して飲み続けている薬が原因ではないかということである。健康補助食品としてはプロテオグリカン含有の物とオメガ脂肪酸含有の物を3年ほど前から飲んでいた。また、数年前から慢性胃炎が治らないため薬局で勧められた胃腸薬を飲み続けていた。この何れかが原因ではないかと思ったわけである。そしてそれぞれの注意書きを見ると何れの注意書きにも「体調に異変が生じたら服用を止め医師に相談してください」と書かれている。何れも原因となる可能性があるわけである。

 そこで今回の症状に関することがらを書き出してみると、
①症状が出始めたのが数ヶ月ほど前であった、
②健康補助食品は2年ほど前から飲み続けているが、今回のような症状が出たことが無かった、
③胃腸薬の注意書きに「2週間ほど使用して症状が改善しない場合は服用を中止して下さい」、「皮膚に発疹などが現れた場合は服用を中止し、医師に相談して下さい」とあるが、3ヶ月以上服用を続けていた
ということが確認できた。

 そこで原因として胃腸薬の可能性が高いことから、その日から服用を止めてみた。そして2週間くらいが経過したとき、それまで皮膚科の薬を服用してもずーっと消えなかった手のひらの赤斑が消えていった。その後、皮膚を刺激したり、チタン製以外の時計をはめたりしても赤斑は手のひらに出ることなく、入浴して全身が痒くなるようなことも無くなっていた。

 その後の診察時に、赤斑の原因について医師に話したところ、民間薬でも効能の強いものは副作用も強い場合があるということであった。
 今まで、注意書きに「皮膚に発疹などが現れた場合は服用を中止し、医師に相談して下さい」という民間薬は飲んだことがあるが、副作用が出たことがないので軽く考えていたが、薬は基本的に医師に処方してもらうこと、民間薬を服用する場合は注意書きをきちんと読むことが大切であるという、当たり前のことを体験から学んだ次第である。

 なお、薬剤アレルギーでも、主なる薬剤自体が原因する場合もあるが、薬剤製造時に添加された他の物(結合剤、増量剤、着色料、甘味料、香料、保存料など )が原因するアレルギーもあること、高齢でなくとも若いうちから健康補助食品を多用している人はそれらに含まれている添加物が身体に蓄積されるため薬が効き難くなる可能性があることを知っておくことである。

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