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セカンドオピニオン|一つの診断で諦めず他の医療機関でセカンドオピニオンを受けてみよう

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多くの人が、病気を治すため、あるいは病状を軽くするため病院に行っている。中には深刻な病気で、藁をもすがる気持ちで治療を受けている人もいる。しかし、病気によっては治療の難しいものもあり、治療や薬に選択肢が無いような場合もある。

「この治療しか方法がない」と医者から言われた場合、多くの患者は仕方なくその医師のことばを受け入れるであろう。しかし、このような場合でも、ひょっとしたら他の治療法や薬があるかも知れない。そのようなときは、評判の良い病院や医者を探し、セカンドオピニオンを受けてみるべきである。

治療法や薬によっては、一度始めると一生止められなくなる場合がある。そしてその薬に耐性のあるウィルスや菌が出てきたら治療法は無いことになる。それ故、医者に「この治療法しか無い」と言われた場合も、その医者のことばを直ぐに全面的に信じるのでなく、他の医療機関を受診し、他の治療法や薬がないか確認することが大切である。以下にセカンドオピニオンを受けて救われた一つの事例を紹介する。

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治療の副作用による免疫力低下

もう何年も前のこと、抗癌剤治療を終えて病院を退院したが、長い間の薬の投与で免疫力が低下し、土いじりもしないようにと医者から言われた。

体力も萎え、とても土いじりできる状態でなく、土いじりして菌が体内に入る心配は無かったが、口唇ヘルペスや足に発疹が出来て治らないのには閉口した。大病をする前でも、風邪を引くと口唇ヘルペスが出来ることはあったが、皮膚科で貰った薬で直ぐに治っていた。

しかし、抗癌剤治療を終えてからは、定期的に通っていた大学病院の血液内科で出してもらったヘルペスの薬を塗っても全く改善しなかった。

大学病院の皮膚科を受診

口唇ヘルペス自体、命にかかわるような病気ではないが、いつまでも治らないのは厄介なものである。当時、定期的に抗癌剤治療をした大学病院の血液内科を受診していたので、皮膚科も併せて受診した。

そのとき診てくれたのは、その大学の皮膚科の准教授であったが、病状を説明すると、「薬を出すが、この薬を飲み始めると一生飲み続けることになる」と言って、処方箋を出してくれた。

その薬というのは、淋病(性病の一種)の薬であるが、治りにくいヘルペスによく効くとの説明であった。

望みを奪う診断

治らないヘルペスをなんとか治したいと思って受診したので、病院の薬局でその薬を貰って家に帰った。しかし、ヘルペスを治したいとはいえ、飲み始めれば一生飲み続けなければならない薬が淋病の薬であるとのことで、貰って来たものの飲もうかどうか判断しかねていた。

この皮膚科の准教授は、患者のヘルペスを治そうと思って、この処方をしたのであろうが、この診断はがん治療で精神的に萎えていた私を、更に望みのないところへ追い込むものであった。

評判の皮膚科を受診

大学病院で貰った、一生飲み続けなければならなるという薬を飲む気になれず、大病をする前に時々かかっていた近所の皮膚科を受診した。

この皮膚科の院長はとても評判の良い医師であった。その院長先生に、大学病院での治療経過とヘルペスの診断について説明し、出された治療薬を飲もうかどうか躊躇していること、他の治療方法が本当に無いのか訪ねてみた。

診断に救われる

私の説明を聞かれた後、院長先生が「この(大学病院で出された)薬を飲まなくてもよいから、こちらで出す薬をしばらく飲んでみて、それで治らなければもう一度来て下さい」と仰った。

まさに「渡りに船」、「地獄に神様・仏様」である。失意の底にあった私にとって本当に嬉しい先生の言葉であった。更に先生は、「大学病院で出された(一生飲み続けなければならない)薬をずーと飲み続けていると、耐性ウイルスや耐性菌が出来て、いずれその薬は効かなくなる。そうなれば、治療法が無くなってしまう」とも説明して下さった。

私も自然科学に関する知識は持ち合わせており、説明を聞けばなるほどである。しかし、患者にとってとても大切なこの点を、大学病院では説明してくれなかったのである。評判の先生のセカンドオピニオンを受けて本当に良かったと思った次第である。

薬が効いた

家に帰ってから、早速その皮膚科で出してもらった薬を飲み始めた。そして、1週間ほどすると薬の効果が出始め、再度受診して貰った薬を飲み終わる頃には、ヘルペスは治っていた。

たかが皮膚病とはいえ、されど厄介な皮膚病である。セカンドオピニオンを受けず、最初の診断で出された薬を飲み始めていたら、淋病の薬を一生飲み続けなければならず、更に、いずれその薬が効かなくなった時、治療方法は無くなってしまうわけである。

大学病院の診断は患者にとっては恐ろしい診断であり、セカンドオピニオンを受けて本当に良かったとしみじみ思った次第である。

医師の人間性は大切

医師のことばは重い。患者は医師に身を委ねている。「その症状は治りません」とか、「他に治療法がありません」といとも簡単に言う医師を見かけるが、そのような医師を見ると、同じことを言うにしても、もう少し患者の立場に立った視点で言えないものだろうかと思う。

誤診をしたり医療ミスをしたりしたら補償が大変であり、後々問題とならないよう最悪の事態を想定して答えようとする医者や医療機関の立場も理解できる。しかし、可能性のあるいろいろな治療法とそれぞれの特徴や問題点を患者にきちんと説明することは、患者を預かるものとして、当然なすべきことではなかろうか。

そして、同じことを患者に説明する場合でも、患者が希望を持てるような説明をするよう努めるべきではないだろうか。私も大病をしたため、多くの医師に診てもらった。中には、患者の立場になって親身に説明し、治療をして下さる先生もいたし、そうでない先生もいた。

医師は患者の命を預かるものとして、医療や診療に明るくなければならないのは当然であるが、人間性をも備えていてもらいたものである。高い人間性を備えれば、自然に患者の立場に立てるものである。これからの医師養成機関には、人間性を育てる教育も併せてしてもらいたいものである。

一つの病院の診断で諦めない

以上、セカンドオピニオンを受けて救われた一つの事例を紹介したが、大病であれ、そうでない病気であれ、疑問を感じたときはセカンドオピニオンを受けるようにすべきである。閉ざされたと思った道が開けるかも知れない。

命は一つ、一度きりの人生である。一人の医師のことばで簡単に諦めるのでなく、他の方法を真剣に探すべきである。それも身体の自由がきくうちにである。

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