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椎葉移流(シーハイル)

安心な生活の知恵

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橋の欄干の高さと安全性の関係|安全のためには大人の胸までの高さが必要!

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若くて元気なうちは、体の弱い人や高齢者の気持ちや大変さは、なかなかわからないものです。私自身、病気をするまでは健脚で元気に動き回っており、体の弱い人や高齢者の気持ちや大変さはわかりませんでした。

それなりに心配りをし、わかっていたつもりでしたが、何もわかっていませんでした。しかし、突然の入院で、それまで経験しなかったことを経験する中で多くのことを学びました。その中の一つに、橋の欄干の高さについて学んだことがあります。今回はそのことについて書いてみます。

突然の下半身麻痺で入院

脊柱の圧迫骨折で下半身麻痺となり、突然入院することになりました。入院した時は下半身(臍から両足先まで)の感覚が全く無く、両足は糸の切れた操り人形の足のようにぶらぶら状態でした。

担当医からは「退院後は車いすの生活になるでしょう」と言われました。治療を受ける中で徐々に下半身の感覚が戻って来て、退院するまでの半年間、病院内では歩行器と車いすで移動していました。

そのような状態ではありましたが、毎日リハビリを続けることにより、退院する時には、短い距離(100mほど)ならば、杖を片手に壁を伝いながら、危なっかしい足取りでなんとか歩くことができるようになりました。

退院後は自宅から外に出るのが恐怖

退院できたと言っても、足がそのような状態で、杖を持っていても手すりが無いと安心して歩けないので、外へ出るのはしばらく恐怖でした。背骨が脆くなって潰れたため、2リットルのペットボトル以上の重さの物を持たないようとの注意をされての退院でしたので、どのような歩き方をしていたかが想像できるのではないでしょうか。

日が経つにつれ、少しずつ歩く距離は延びましたが、退院してから1年ほどは数百メートル歩くのがやっとで、途中で座って休める場所が無いとなかなか歩こうという気にはなれませんでした。

その頃のことです。家から300mくらいの所に郵便ポストがあり、そこへ手紙を投函しなければならないことがあり、何度か行くことがありました。そんな近い所でも一大決心して家を出て行くわけです。

渡るのが恐怖の橋

そのポストまで行く途中に川幅10mくらいの川があり、その川に橋がかかっていました。橋は片側一車線ずつある道路で、一方の側だけに幅1m足らずの歩道が付いていました。

その橋の掛かる道は、三つの団地から幹線道路の県道へと出る道であり、そこそこ車の走る道路です。歩道と車道の間にはガードレールはなく、橋の両側の欄干の高さは大人の腰の高さまでしかありません。橋から川面までの高低差は4~5mくらいあり、落ちたら軽症ですむとは考えられません。悪くすれば死亡や後遺症障害、良くて骨折程度にはなるものと思われます。

その橋の歩道を歩いているとき、反対方向から来る人と出会うと、車道側か欄干側かいずれかに寄らねばなりません。足取りがおぼつかない私は、車道側に転ぶと車が来た場合に避けることが出来ないので、欄干側を歩くようにしていました。ところがその欄干の高さが腰までしかありません。ふらついたりしたら、欄干を乗り越えて川へと転落する危険性があるわけです。

健康な人には分からない危険

この恐怖(欄干を乗り越えて川に転落しかねない恐怖)を、家族や周囲の人に話してみましたが、誰も理解できないようでした。私も、病気をして初めて分かったことであり、健康な人にとっては問題でなく、危険と気付かないことが分りました。町内会の集まりでも、世話役の何人かに話してみましたが、皆元気で活躍している人であるためか、親身に聞いてくれる人は1人もいませんでした。

市の提案箱にメールする

橋の欄干が低いことが危険であることは、私自身が身体を壊してわかった事実であり、人は頭の重量が重いことを考えれば、欄干を胸の高さにすることにより事故を未然に防げるようになることは間違いありません。

そこで、歩道の幅が狭いため、
①歩道上で人が行き交うと車道側か欄干側へ寄らねばならぬこと、
②欄干の高さが大人の腰の高さまでしかないこと、
③人間は頭が重く、足腰の悪い者が欄干側でよろめいたりすると、欄干を乗り越えて川に転落する危険があること

を、自分が足が悪いこととあわせて説明し、欄干を高くするための提案書を添付して市役所にメールを送付しました。

しばらくして、市の担当課から市政への提案のお礼のことばとともに、現地視察の結果、提案を採用して改善することになったとの返事がありました。

病気をすることによって見えて来ることは多い

ずっと以前、病気をする前、年配の女性から、「あなたも歳を取って見ないとわかりませんよ」と言われたことがありました。今回記したことは、身体を壊して初めて分かったことです。足腰の強かった私にとっては、病気をしなければ気付くことの出来なかったことだと思います。

これ以外にも、様々な貴重な体験とともに気付かされることはたくさんありましたが、それらについては別の機会に書くことにしたいと思っております。

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コメント

  • Now I am going away to do my breakfast, afterward having my breakfast coming again to read other
    news.

    by Optimizepress Theme 2017年3月15日 12:46 PM

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