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余市シングルカスク20年

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余市シングルカスク20年との出会い

 余市シングルカスク20年に出会ったのは、平成26年12月末から平成27年の1月初旬にかけて、にっぽん丸でグアム・サイパンへ旅行したときのことである。

余市シングルカスク20年

 にっぽん丸に初めて乗船したこのとき、船内のスタンドバーで、サントリー白州の20年物と並べて陳列してあった。余市も白州のいずれも、にっぽん丸乗船記念用の特別のラベルが貼られていた。白州の20年物はそれまでに飲んだことがなく、最初からお土産として購入するつもりであったが、余市の20年物は飲んだことがあり、家に1本残っていたので購入しようとは思っていなかった。

にっぽん丸のバーで

 乗船後3日目の夕食後、売店に行く妻とスタンドバーで待ち合わせることにして、一人で先にスタンドバーに行った。小さなスタンドバーで椅子は5脚くらいであったが、椅子に腰掛けて、置いてあるウイスキーを眺めてみると、サントリー白州20年の他、ニッカ余市20年、ニッカ竹鶴21年等、錚々たるウイスキーが並んでいた。余市20年、竹鶴21年は飲んだことがあるので、今まで飲んだことのない白州20年をストレートで注文した。出されたウイスキーを口にして腰を抜かさんばかりに驚いた。それまでに飲んだウイスキーとは別格の味と香りがするのである。ロイヤルサルート21年、バランタイン30年、ニッカ鶴、オーシャン軽井沢12年など高級ウイスキーに位置づけられる多くのウイスキーを飲んだことがあるが、それらとは全く次元が違うのである。白州の20年物はこれほど美味しいのか思って飲んでいた。

竹鶴21年

 そこへ買い物を済ませた妻がやってきて、余市の20年物もあるじゃない、と言うので、余市シングルモルト20年は購入したものがまだ家にあるから白州を飲んでいるんだと説明をし、妻に白州20年のグラスを渡したところ、妻も一口飲んでその香りと味の素晴らしさに目を輝かせていた。

バーテンダーの勧めで注文

 妻と私の会話を聞いていたバーテンダーが、スタンドバーに置いてあった余市はシングルカスクの20年物で、市中で販売されている余市シングルモルト20年物とは、香り味ともにかなりの開きがあるということを話してくれた。

 また、白州もシングルカスクの20年物であり、市中で購入するのは困難で、白州シングルモルト20年とは別格のものであるということを説明してくれた。

かって経験したことのない華やかな香りと味

 目の前にあるのがシングルモルトではない余市シングルカスク20年であると聞き、早速、余市シングルカスク20年をストレートで注文した。出されたグラスを先に口にした妻が、白州より更に美味しいと言う。確かに、白州シングルカスク20年と同様、それまで味わったことのない華やかな香りと風味を持っているが、余市の方がさらに白州よりも味に濃さや深みを感ずるのである。
 これは、蒸溜所の置かれた場所が、一方は海に近い余市であり、他方は草原の中にある白州であるという環境の違いが与えるウイスキーの性格かもしれず、どちらが好むかは人によって異なるかもしれない。

 ただ、余市、白州何れのシングルカスクも、それまでに口にしたウイスキーは勿論、レミーマルタン・ルイ13世、マーテル・コルドンブルー、ジャン・フィユーのファミリエレゼルブやエキストラ、ヘネシーXOなどのブランデーよりも香りと味の華やかさにおいて勝っているのである。

余市シングルカスク20年の裏ラベル
1990年樽詰めされたこと、樽番号が記載せれている

シングルカスク・ウイスキー

 それからバーテンダーとウイスキー談義をしたが、シングルカスクは水でアルコール度数を調整したりしないので、アルコール度数も高くより香りが華やかになるということ、シングルカスクは市場に出回ることが稀なので、乗客の中にはケース買いして行き、インターネットで高値で売る人もいるということを話してくれた。

 下船してからインターネットで調べたところ、市場で購入できる白州20年や余市20年のシングルモルトが2万円から3万円程度で購入できた当時、白州シングルカスク20年や余市シングルカスク20年は15万円から20万円で売りに出されていた。

シングルモルトとシングルカスクの違い

 一つの蒸溜所のモルトから作られるシングルモルト・ウイスキーは、樽で熟成させるとき、樽の置かれている場所の違い(地面からの高さの違いや貯蔵庫の中央か隅の方なのかによる空気の流れや温度の違い等)により、同じ熟成年数であっても樽ごとに味や香りが異なるものが出来る。

 樽の位置を変えたりして調整はするが、同じ熟成年数の樽であっても、樽によって異なる味や香りのものが出来上がる。これを熟練したブレンダーが、いくつかの樽のモルトをブレンドし、 加水してアルコール濃度などを同一にし、同一貯蔵年数 (20年ものなら20年物として)の シングルモルト・ウイスキーを作り上げる。

 しかし、特に出来の良い樽のモルトの一部は、他の樽のモルトとブレンドされることなく、世界的な品評会に出品されたり、特別な顧客に樽売りされたりする。これがシングルカスク・ウイスキーである。 世界の品評会のシングルモルト・ウイスキー部門で ニッカやサントリーが受賞したウイスキーの多くはシングルカスク・ウイスキーである。

(注)カスクとは樽のことをいい、バレルともいう。

関連記事:白州シングルカスク20年

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