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ヌスビトハギの除去方法

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ヌスビトハギとは

 ヌスビトハギとは、日本全土の平地から山地の草地や道ばたなどに生える多年草である。高さ1m程度、数mの長さになる枝を伸ばし、根はゴボウのように真っ直ぐに地下深くまで伸びる。葉は3小葉からなり、頂小葉は長さ4〜8cm、幅2.5〜4cm。側小葉は 頂小葉 よりやや小さめである。

ヌスビトハギの葉 鎌倉市・寿福寺前 2019/08/27
ヌスビトハギの葉

 花は細長い枝にまばらにつき、淡紅色で長さ3〜4mmのきれいな花を咲かす。 6-8mmの柄のある果実は、種子1個を含む節に分かれる節果で、普通は二節からなる。 節果の表面に密生したカギ状の毛で動物や人の衣服などにくっつく。

ヌスビトハギの花
ヌスビトハギの実 茅ヶ崎市・清水谷 2016/08/31
ヌスビトハギの果実

除去の大変さ

 ヌスビトハギの除去が大変なのは多年生植物で成長が早いことにある。地上の枝は何メートルにも伸び、根は地下深くにどんどん成長して行く。それに加えて毎年多くの果実をつけ、周囲に仲間を増やしていくことにある。

ヌスビトハギ 茅ヶ崎市・清水谷 2016/08/26
枝を伸ばし花が咲いたヌスビトハギ

除去は2つの方法の併用で

 ヌスビトハギの除去であるが、次の2つの方法を併用すれば2年ほどで除去することも不可能ではない。
 必要な道具は、足踏み出来る柄の長いスコップ、剪定鋏、除草剤(液状タイプ)、ビニール手袋、刷毛が各1個、8cm×8cm程度の薄手のビニールシート、ビニールシートを根に巻き付ける紐多数。スコップは地中に入りやすいよう、先端が尖った、幅の小さいものがオススメである。

前年落ちた果実(種子)が芽を出したもの

 1年目の (前年に落ちた種子が芽を出した) ものは根も地中深く伸びておらず、若葉を出した頃(春から夏 の間 )、スコップで根ごと容易に取り除くことが出来る。
(使用する道具:スコップ、軍手)

何年も除去できずに大きくなったもの

 種子が発芽してから何年も経ったものは、根が地中深くまで伸びており、スコップで地中深くまで掘り起こし、根ごと完全に取り除くことが必要である。  (使用する道具:スコップ、軍手)

 地中深くに根を下ろしスコップで掘り起こすのが大変な場合や、他の植物や庭石などの間に芽を出し掘り起こすことが容易でない場合は、次のようにする。
①地表5cmから10cmの所で茎の根元を切り、切断面に刷毛で除草剤を塗る。
②除草剤が雨などで流れ落ちないよう、 8cm×8cm程度の薄手のビニールシート を除草剤を塗った切断面にかぶせ、紐で茎に縛リ付ける。
③かぶせたビニールシートが取れなければ、除草剤を塗り直す必要はなく、翌年まで放っておけば根は枯れることが多い。
(使用する道具:剪定鋏、除草剤、刷毛、ビニールシート、紐)

(注)除草剤を使用するので、安全のため保護メガネをかけ、ビニール手袋をして作業する。使用した刷毛や手袋は危険物として廃棄する。

除去の開始時期は

 上記の除去方法を取るならば、作業する時期はいつでもよいが、枝を伸ばし果実を付けると翌年の除去対象が増えるので、枝が伸びだしたら果実を付ける前に地表から20cm程度の所で茎を切っておいた方が良い。この場合、茎を長めに切るのは、除草剤を塗る時、茎の切り口から除草剤が根の先端にまで行くよう、茎を切り直す必要があるためである。

その他

①除草剤は劇薬であり、間違って事故の原因にならぬよう、使用して残った場合危険物として廃棄することが望ましい。
②ヌスビトハギは、何年も放っておくと、根の径は1cm以上の太さになり、地中深くまで成長するので、根から除去するのが大変となる。しかし、ドクダミのように根を地表面に沿って広げることはなく、1本1本丁寧に取れば確実に除去できるものである。