UA-91635752-2 G-JEWNT0VJRZ

椎葉移流(シーハイル)

安心な生活の知恵

Home » 賢女の会話集 » 賢女の会話(no.8)|百のことばより一の実践:身障者に必要な身障者スペース!

賢女の会話(no.8)|百のことばより一の実践:身障者に必要な身障者スペース!

calendar

reload

短大時代の同窓生である愛子、正子、節子、知子、信子の5人は、今日は名古屋の中心地、栄にある料理店で会食することになっていた。

今回は、子供を正しく(長じて親を困らせたり、社会に迷惑をかけたりする人間にならぬよう)導くには、子に対する親の溺愛が問題であることなどについて話し合った。

名古屋栄の料理店で会食

愛子「正子まだ来ないわね」

節子「まだ、集合時間まで10分あるもの。正子のことだもの、時間までにはちゃんと来るから大丈夫よ」

知子「今日はどこで会食するのかしら。正子が幹事だったでしょう」

信子「そうよ。しゃぶしゃぶのお店にするようなことを言っていたから『美濃路』じゃないかしら」

節子「ほら、あそこで信号待ちしているの正子じゃない?」

愛子「本当、正子だわ。手を振っているわよ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

正子「もうみんな集まっているのね。集合時間前だけれど待たせちゃったかな?」

信子「そんなことないわよ。この場所での待ち合わせ、学生時代が思い出されて懐かしかったわ」

正子「短大の帰り、よく栄に来たものね。でも当時とかなり変わったわね、名古屋駅周辺ほどじゃないけれど」

知子「名古屋駅周辺は高層ビルが増えて、本当に大きく変わってしまったわね。ところで正子、今日はどこで会食することにしたの」

正子「豆腐懐石の『桃の花』よ。『美濃路』のしゃぶしゃぶにしようかとも考えたのよ。でも愛子があまり肉は好きじゃなかったのを思い出して・・・」

愛子「『美濃路』のしゃぶしゃぶのお肉なら食べるわよ。良いお店で良いお肉を少量食べるのはいいけれど、悪い肉を出すような店では食べないようにしているのよ。でも、『桃の花』の豆腐懐石は美味しくて体に良いから嬉しいわ」

信子「栄の『桃の花』と言うと、『杉坂屋』の東のお店よね。予約してないと待ちが大変だけれど、予約してあれば個室で食べさせてくれるから話し合うのにはいいわね」

節子「内容の割にお値打ちだしね」

桃の花に到着して・・・・

正子「部屋は『志野』の部屋よ。全ての料理が志野の器で出てくるわよ」

信子「織部や黄瀬戸もいいけれど、志野は厚肉で白っぽいせいかぬくもりがあっていいわね」

知子「名古屋周辺では土岐周辺の美濃焼きや瀬戸周辺の瀬戸物が陶磁器で有名だけれど、美濃焼きに劣らず瀬戸の赤津焼もいいわよ、ちょっと高価だけれどね」

身障者スペースへの駐車

節子「ところで話は変わるけれど、この間、うちの子が熱を出して病院に連れて行ったのよ。そうしたら駐車場の身障者スペースに健常者が車を止めていて、車イスの人が駐車出来なくて困っていたのよ。それで、車の持ち主を聞いて車をどけてもらったのだけれど、言われないとわからないのかしら。本当に自己優先で思いやりのない人が増えたわね」

正子「郵便局や銀行の駐車場でも身障者の駐車スペースに健常者がよく駐車しているのを見かけるけれど、周囲への心配りが出来ない人が増えたわよね」

子供を溺愛する親が多い昨今

知子「私の兄が、この間スーパーの駐車場で身障者の駐車スペースに駐車した親子連れに注意したら、『駐車場の中を子供を歩かせなければいけないか』と言って怒鳴られたそうよ」

正子「モンスターペアレントと言う言葉があるけれど、最近自分の子に異常な愛情を注ぐ親が増えているようよ、学歴の高い親も含めてね」

愛子「でも子供が手のかかる幼児期においては仕方ないわよ」

知子「勿論、身障者スペースと言っても身障者のみに限定されるわけでなく、妊婦や幼児を連れた親や高齢者を乗せた車などなら問題ないのだけれど、自分で走り回れるような子供でも、手を引かず勝手気ままに歩かせたりする親が身障者スペースに駐車するのはおかしいわよ」

身障者スペースが設けてある理由

愛子「どうしておかしいの、ちょっと分からないのだけれど」

知子「まず、身障者スペースに停めないと乗り降りできない人たちのことを優先すべきじゃないかしら。だって、身障者やお年寄りは車のドアを全開し(90°近く開け)ないと乗り降りが出来ない人が多いのよ。だから身障者スペースは通常の駐車スペースより横幅が広く取ってあるでしょう」

愛子「そう言えばそうよね」

知子「それから、身障者や高齢者の多くは短い距離をゆっくりしか移動(杖歩行や車イスで移動)することが出来ないから、車が急に飛び出して来た時避けることが出来ないのよ。だから身障者スペースは建物や施設の出入り口近くに設けてあるでしょう。車が走って来るのが分かっていても避けることが出来ないため、駐車場の中を横切るのが危険なのよ。だから身障者スペースは建物や施設の出入り口近くに設けてあるでしょう」

愛子「確かに一番便利な場所に設けてあるわね。でも子供を連れた親でもやはり安全な場所の方がいいわけでしょう」

歩ける子供は親が手を引いて

正子「子供の状態によりけりでしょう。妊婦や複数の幼児を連れた母親などの場合は堂々と駐車スペースに停めればよいけれど、自分で走り回れるような子供なら、駐車場を横切る間だけ親が手を引いてやればよいわけでしょう。それに、なにも身障者用スペースに停めなくたって、身障者用の駐車スペース近くの健常者の駐車スペースに駐車してもいいわけでしょう、建物や施設の出入り口に近いのだから」

親の生き方は将来の子供の姿

信子「そうよ、親が身体の悪い人のことを考えて行動していれば、子供もそれを見て周囲に心配りの出来る子に育つわけでしょう。けれど、親が自分の子供ばかりを優先して弱い立場の人に心配りをしないから、子供が自己中心的な人間に育って行くわけでしょう。愛子は二歳の子を抱えているから、子供を持つ親に同情するけれど、子供の成長に合わせて徐々に対応を変えていかないといけないわよ。間違った愛情は自己中心の子に育てることに繋がるわよ」

愛子「身障者やお年寄りの多くがドアを全開しないと乗り降りできないことは気付かなかったわ。確かに子供はドアを全開しなくても車の乗り降りは出来るし、駐車場内を歩くときは親が手を引いてやれば問題ないわね。それにしても節子勇気あるわね、駐車してる人に車を移動するように言うなんて」

節子「車イスの人が車を止める所が無くて困っているのを見て黙って通り過ぎることなど出来ないじゃないの。咎めるように言えば感情的になって移動してくれなかったかもしれないけれど、『あちらの方が駐車出来なくて困っているから移動をお願いできませんか』と言って丁寧にお願いすれば、大抵の人は移動してくれるわよ。でも、知子のお兄さんじゃないけれど、中には怒る人もいるから気を付けなければいけないわね」

身障者マークがない車に身障者が乗っている場合も

知子「それと、身障者用のマークを付けていない車でも、同乗者に身障者や妊婦、あるいは高齢者や赤ちゃんを抱いた人などがいる場合もあるから、乗っている人を確認してからでないと移動を頼めないわね」

節子「私の知人の旦那さんは、自分が足が不自由なため、身障者や高齢者の不自由さが身を持って理解できるため、身障者用スペースに停車した健常者に渡すリーフレットを常時車に積んでいて、身障者スペースに駐車している健常者の車を見ると渡したり車のワイパーに挟んだりしているのよ」

愛子「そのリーフレットあったら見たいわね、節子持っていないの」

節子「今リーフレット持っているから見せるわね。ほら、このように同乗者に身障者や高齢者がいる場合も想定して書いてあるから、乗っている人を確認しなくても使えるわよ」

信子「このリーフレット、車の駐車という具体的問題に関するものだけれど、周囲に対する思いやりの輪を広げようという趣旨で書かれているから、使い易いわね。これは、身近な気付いたことを、出来ることから実践するいい例よね。いくら立派なことを言っていても、動かなくては世の中変わらから、とにかく一歩踏み出さないとね」

百のことばより一の実践を

知子「百の言葉より一の実践よ。このリーフレット一つでさえ、これを目にしたドライバーの何割かは、周囲に心配りするようになるわけでしょう。更に、そのドライバーが子の親であるならば、そのような親の行為は子供にまで良い影響を及ぼすわけだから、このリーフレットを広めて行けば波及効果は大きいわよ。節子、このリーフレット貰ってコピーして使わせてもらうわね」

節子「勿論よ。願ってもないことだわ」

信子、正子、愛子「私達もそうさせて貰うわ」

節子「みんな有難う。この運動が広がり、思いやりの輪が広がり始めるといいわね。ところで、信子の記事が本に載ったことがあったでしょう。あの記事も人に話すといいわね」

正子「信子の記事ってどんな内容」

年配者は若者の良さを伸ばす動きを

信子「別に大したことではないわよ。電車のシートに座っていた若い女性が、前に立った中年の足の悪そうな女性に席を譲ろうとしたら、中年女性が断っていたから、『お礼を言って席を譲ってもらうべきですよ』と私が言ったのよ。それをある雑誌に投稿したら掲載されたのよ」

節子「記事のポイントは、高齢者は若い者の親切に出会ったらお礼を言って素直に受けるべきであるということよ。そのような動きが、若者に良いことをする勇気を与えるわけよ」

信子「そうね、若者が席を譲ろうと声をかけると、『自分を年寄り扱いする』と言って怒る人がいるでしょう。一昔前はお年寄りに席を譲る若者が結構いたけれど、今ほとんどいないわけでしょう。だから今時の若者が知らない人に声をかけて席を譲るのはとても勇気がいることなのよ。人混みの中で勇気を出して親切に声をかけた時、その親切を拒絶されたり怒られたりしたら、とても恥ずかしい思いをするわけでしょう。初めてそのような行動をしたときに恥ずかしい思いやいやな思いをしたら、その後そのような行動をしなくなってしまうわけじゃない。だから、若者を善い方向に導けるような視点を我々大人が持っていなければだめなわけよ。だから、身近な出来ることを実践することによって、社会の一隅が明るくなる例として投稿したのよ」

知子「そうね、どんなことでも出来ることから実践することよね。信子の場合、見ていた周囲の人も学ぶことが出来たと思うし、記事を読んだ人も学ぶことが出来るよね。実践すれば周囲への波及効果があるから大切よね」

正子「周囲や他のために行動することができた時は心の底から喜びが湧きあがって来るし、そのような行動をすることによって、同じような考えを持った人との輪も広がって行くわね」

愛子「私は子供が小さいから皆みたいに動けないけれど、今は自分の子を思いやりのある子に育てることに専念するわ」

正子「愛子はそれに専念すべき時でしょう。でも、毎日の生活の中で何か気付くことがあったら、私達に話してくれれば、愛子の代わりに私達が出来ることもあると思うわ。だからそういう場合は話してよ」

愛子「勿論よ。私自身も皆と話し合うことで学ぶことが出来るし、今出来ないことでも後日の参考になるから有難いわ」

正子「じゃあ、今日はこれでお開きにしましょうか」

次の話題:https://marisuke.com/archives/668

最初の話題:https://marisuke.com/archives/486

この記事をシェアする

コメント

コメントはありません。

down コメントを残す




folder 新型コロナウイルス

コロナワクチン接種の効果と接種への不安
more...