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椎葉移流(シーハイル)

安心な生活の知恵

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五怖畏|外部から来るものに対する恐怖

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五怖畏(ごふい)とは

  外部から来るすべてのものに対する念を「恐怖」というが、この外部から来る「恐怖」を、更に五つに分けることが出来る。即ち、不安による恐怖をいうのであって、これを五怖畏という。

  • 不活畏(ふかつい

 生活に対する不安感から来る恐怖。自分が食えぬようになっては困るといった考えから、十分な布施や善行も出来ない。将来の生活に対する自信不足のため、いつも不安を感じ恐怖心を起こすことになる。

  • 悪名畏(あくみょうい)

 周囲に気兼ねして悪くいわれはせぬか、不評判になっては困る、といった気持ちから他を導くにも自信が持てず、自分が正しいと思うことも言えず、前向きに十分な活動もできない。自分の行動に自信のないところから来る恐怖。

  • 死畏(しい)

 死に対する不安から来る恐怖。病になりはしないか、病で倒れはしないか、今死んでは困るといった気持ちか、ら気宇を大きく持つことが出来ず、身命を賭して、正しい道を歩むことが出来ない。この生に対する執着から来る恐怖。

  • 悪道畏(あくどうい)

 悪道に落ちる不安から来る恐怖。君子危うきに近寄らず、といった消極さからくる自信のない不安、即ち悪道に近寄ることによって自分が悪道に落ちるようなことはないだろうかといった不安から躊躇し、消極的な動きや無難な道を選ぼうとする。
 病人を救うためには病人に近づかなければならないし、悪道に落ちた人を導き且つ救い出すには、悪道に立ち入らねばならない。しかるに自分が病に冒されはしまいか、地獄に陥りはしまいか、といった考えを起こす。これも自信のない不安から来る恐怖である。

  • 衆威徳畏(しゅういとくい)

 自分自身に十分の自信を持つことが出来なくて大勢の前に出るとあがってしまって、どぎまぎしたり、偉い人の前に出るとろくに口もきけない、といった対人恐怖。

五怖畏からの開放

 五怖畏は、すべて、こだわる処から生ずる。
 このこだわりをなくすには、身・命・財に対する執着を捨てることである。

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