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椎葉移流(シーハイル)

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賢女の会話(no.9)|食生活は基本を知った上で、人の体質に合わせて変化させること

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短大時代の同窓生である愛子、正子、節子、知子、信子の5人は、3年前の同窓会で顔を合わせて以来、定期的に会食をし様々な問題について話し合って来た。正子の夫の転勤が間近に迫り、信子の夫も転勤が決まってしまった。数年は5人揃って会食することが出来難くなるため、二人の歓送会を兼ねて奥飛騨の温泉旅館で一泊して話し合うこととなった。

今回は、体質によって食事も変える必要があること、育児におけるグループや地域での協力の必要性などについて話し合った。

奥飛騨の温泉旅館で一泊

正子「知子、ここの旅館良い旅館ね。古民家移築の宿が人気だけれど、ここの建物は重厚で素晴らしいわね。それに女将さんをはじめ従業員が感じ良いわね。温泉も良いと言うことだし」

知子「ここの建物は越後の豪農の屋敷を移築したそうなの。江戸時代末期の建物らしいわよ。温泉はね、自家源泉を二つ持っているの。食事も良いわよ。田舎料理だけれど美味しくてボリュームもたっぷりなので、皆びっくりするわよ」

信子「私もここの宿知っていたけれど泊まるのは初めてなのよ、電話しても半年先まで予約が一杯でなかなか取れないものね」

知子「そうなのよ。値段の割にお値打ちでしょう。川に面したいくつもの温泉や、浴室や部屋から槍ヶ岳が見える眺望や、くつろげるロビーや部屋でしょう。それに従業員の対応が良く、一度来た客の多くがリピーターになるから、半年先まで予約で一杯よ。だから私は帰る時にいつも次の予約をしているのよ。そうでもしないと確実に予約を取ることが出来ないのよ」

節子「人気の宿はみなそうしないと取れないみたいね」

愛子「今回宿泊しての話し合いだからゆっくりと話し合うことが出来るわね。今までは帰りの時間を気にしながら話ししないといけなかったけれど」

節子「そうね、でももうすぐ正子と信子が旦那さんの転勤先へ行ってしまうから、今後はなかなか会えないわね」

信子「でも、年に何回かはこちらに戻って来るから、その時は会いたいわね」

正子「私もそのつもりよ。年に一回くらいは顔を合わせられるのじゃないかしら」

知子「じゃあ二人ともこちらに来る時は私に連絡してよ。その時は私が取りまとめをすることにするわ。ところで、取り敢えず今日が最後となるから、今日はテーマを決めず、今まで話し合ったことすべての中で、疑問点や、説明が不十分だった点などを話し合うことにしましょうか」

食生活は中和する食事をするよう心がける

節子「食生活に関することなのだけれど、血液を弱アルカリに保つためには旬の野菜果物を中心にした食事が良いことはわかるのだけれど、成長期の子供の場合は、肉や魚を食べないとだめじゃないの?」

正子「それはその通りよ。成長期の子供や力仕事をする場合などは肉や魚など動物性の物を取る必要があるわよ。ただ動物性の場合でも、良質のものを摂るようにし、食べた物が酸性化せず中和するよう野菜や果物を一緒に取るように心掛けることが必要なのよ」

知子「良質の肉を摂ると言うのは、鳥や牛や豚の脂身の少ない赤みを食べるようにと言うことなのよ。動物の油脂は運動しても燃焼しずらく徐々に体内にたまり、歳を取ってからの生活習慣病の基となりやすいからなの。だから肉や魚を摂るにしても新鮮な良質のもので消化の良いものということと、食事全体としての中和を考えることが基本としてあると言うことよ」

個体差、体質に合った食生活を

信子「それと、体質は人によって違うから、同じものを食べても胃の中で酸性化し易い人とそうでない人がいるから、知子が言ったことが基本であるけれど、それぞれが自分に合った食べ物を見つける努力をして行くことが必要なのよ」

愛子「胃の中で酸性化するかどうかはどうやって見分けるの」

信子「食べた後胃がもたれたりすれば消化力以上のものを食べ胃に負担をかけていることが分かるでしょう。また、食べた後で酸っぱいツバなどが出て来るようなら胃の中で食べた物が酸性化しているわけよ。逆に食べた後もそのようなことが無く、胃がすっきりしていて身体を動かしても疲れないならば、身体に合った物と言うことが分かるわけじゃない」

節子「多くの人が良いと思っているものでも卵と牛乳は出来るだけ摂らない方が良いわよ」

愛子「卵は病人食としていいのじゃないの。それと牛乳も良いという医者が多いわよ」

卵と牛乳について

節子「卵は栄養価は高く、病後の一時的な回復時には良いと思うわ。でも、卵黄は酸度が高く、中和するのに多くの野菜や果物が必要となるわよ。また卵を常食するとコレステロールのせいで血管がもろくなるとも言われているわ」

知子「牛乳は牛の食べている餌の問題と、製品化する場合の処理の問題があると思うわよ。良い飼料で育てた牛のしぼりたての牛乳をその場で飲むのならばそういう問題は無いのだけれど、含まれているタンパク質が母乳と違って多いから、乳児期に母乳の代わりに飲ますのは良くないわよ」

愛子「私は母乳で育てたから問題ないけれど、もう少し解説してよ」

節子「そのことなら私も知っているわよ。人間の赤ちゃんの場合、生後一年くらいで歩けるようになれば良いのだけれど、牛の赤ちゃんの場合、生後数時間で立ち上がらなくては自然界で生き残っていけないでしょう?だから、人の母乳に比べてタンパク質の含有量がはるかに多いのよ。だから牛乳を母乳の代わりにすることはあまり好ましくないのよ」

知子「ほら、牛は角があるでしょう。だから牛乳で育てると目に見えない角が生えて怒りやすくなるのよ」

節子「また、知子は冗談言って」

知子「でも、私の兄、戦後間もないころで母親の母乳が出ず、牛乳で育てられたせいか気が短いわよ。それとも丑年生まれで角があるのかしら。でも、奥さんが辰年で牛より長い立派な角があるから、奥さんには勝てないようよ。まあ、それは冗談として、牛乳の組成が人間の子供を育てるのに母乳ほど適していないとは言えるわね」

正子「牛乳も卵もやめることによってアトピーが治ったという話もあるけれど、体質の違いやその状況によるから一概にだめだとは言えないけれど、牛乳にしろ卵にしろ毎日摂ることは控えた方がよさそうね。それと摂取する場合でも乳牛や鶏の餌が大丈夫かどうか考えることは必要ね」

育児環境の厳しさの中でどうするか

節子「育児に関することで言えば、母親が子供を育てた方が良いことは分かるのだけれど、経済的に父親だけの収入で苦しい人も多いわけじゃない。だから、母親であっても働かざるを得ない人が多いわけでしょう。そうした経済事情からすれば、男女雇用機会均等法が出来たことや、女性が社会進出できるようになったことは喜ばしいことでしょう。でも、一方で女性の目が家の外に向かうようになって、家庭における育児に十分手が回らなくなり、周囲に心配りできない子が育つ世の中になってきてしまったわけでしょう。経済的に苦しい人が多い今の世の中で育児の大切さを広めるのはなかなか難しい面もあるわね」

何が大切か、基本を知ってできる範囲ですること

正子「母親が働かなければならない家庭にあっても、育児がどうして大切か、どのような育児が必要なのかが分かっていれば、許される時間の中で工夫しながら子供を正しく育てる育児が出来るけれど、知らなければ出来ないわけでしょう。だからまず何よりも正しい育児の基本を知ることが大切なのよ。それが分かっていれば、働きながらでも、少しづつあるべき姿に近づけていくことが出来るわけでしょう。そういう親の努力は子供に伝わるのじゃないかしら」

知子「食べ物においても基本を知った上で自分の体質に合わせてアレンジするわけでしょう。育児においても正しい在り方を知っていれば、置かれた状況で自分の出来る方法を考えて対処できるわけじゃない。だから、育児のあり方を広める場合も、本来のあり方をきちんと伝えるとともに、状況に合わせてどのような対応が出来るかという具体例を話せるといいわね」

地域やグループでの協力も

信子「地域の同じ年頃の子どもを持つ母親同士で協力し合って交代で子供の面倒をみるとか言う方法もあるわけでしょう。でもいろいろな状況が、その家庭毎にあるわけだから、お互いが相手の状況を理解しようと努めることが大切だと思うわ」

知子「男女雇用機会均等法に関して言えば、違った見方も知っておく必要があるわよ」

節子「どう言う見方があるの」

知子「男女雇用機会均等法は、日本の産業界が経済のグローバル化を迎えるにあたって安い労働力を確保するために、女性を家庭から引っ張り出そうとして行ったものでもあるわけよ」

節子「でも、男女雇用機会均等法の成立は女性の方が強く望んだものじゃないの? 法律の成立によって女性が職場でも男性と同等に扱われるようになったわけでしょう」

社会の動きの表だけを見ず真の理由を知る努力を

知子「70年代にウーマンリブ運動がアメリカから世界に広がり、ジェンダーフリーが叫ばれるようになっていたから、安い労働力を欲しがっていた産業界やグローバル化を恐れていた政治家などは女性の地位向上の政策を推進するように見せかけて都合よく法案成立にこぎつけたわけよ。男性ですらそこまで深く考えている人間は少なかったのだから、ほとんどの女性は反対しないしね」

愛子「でも、女性が働くようになれば家計は潤うわけでしょう」

知子「夫婦共働きしないと家計が大変なように賃金を低くしてきたとも考えられるでしょう。だって、夫の収入が2倍になればほとんどの家庭で母親は育児に専念できるわけじゃない」

節子「でも、企業も人が半分に減ったら、同じ仕事量をこなせないわけでしょう」

知子「今となってはそういう体質になってしまったからそうでしょうねえ。でも、戦後の成長期に価格競争力のある製品を諸外国に輸出し、外貨を稼ぎすぎて円の切り上げで一夜にして稼いだ外貨の何割かを持って行かれたり、国民が豊かになるような政策をしてこなかったことは解せないわ。国民を馬車馬のように働かせて、政治家と企業のトップの間違ったリードで、国民を豊かに出来ないのだから」

正子「そういう考えだから、いざとなったら派遣切りをするし、従業員の首を切るわけよ。その気になればもっと高給にして少ない人数でやって来られたという気はするわね。この問題だけじゃなく、社会現象の裏まで踏み込んだ見方をする必要があるわね、為政者に踊らされないために」

信子「田中角栄が失脚したのも、アメリカに無断で中国との国交を回復しようと動いたため、アジアにおける自国の影響力が弱まるのを恐れたアメリカがローキード社の極秘資料を公開したためでしょう、アメリカの陰謀なのよ。国際政治においては、こういうことが日常的に行われていることは知っておいた方が良いわよ」

知子「田中角栄失脚の理由は今や多くの人が知っていることだけれど、こういうことを知っているとマスコミの論調に流されずに真実を見ることが出来るわよ。騙されないためには国民が賢くなることよ」

愛子「なんか今日の話は戦略会議のように難しくなってきたわね。もうすぐ食事でしょう、ここで一度打ち切って皆で温泉にでも入りに行かない?」

知子「いいわね。じゃあ難しい話はここまでにして、皆で温泉に行きましょうか。私が案内するわ」

補足

・食べ物に関して、現時点で科学的な裏付けが十分されているわけではないが、経験則から知られていることで、かつ今後科学的な裏付けがされるであろうと思われることを以下に幾つか記すことにする。

・食べ物が性格を荒々しくもし、優しくもする。肉食を好む者は気短で性格が荒くなりやすく、菜食を好む者はそのようになり難い。これは動物を見ても、肉を常食とするトラやライオンと、草を常食とする鹿や象などを比較すればある程度想像できる。また、インスタント食品や菓子類に含まれる添加物が精神を不安定にさせるとの報告もある。

・食べ物は自分の生まれ育った所で取れた物を最上とし、次が生まれ育った所の近隣の物、次いで現在住んでいる土地の物である。これは、住む所が変わって水が変わって体調が狂ったりすることからある程度想像できるであろう。

・食べ物はどのような物でも有害物質が含まれている。これは自然界に人間に害を及ぼさないレベルで微量に存在する物質から、人工的に添加された物など様々な物がある。そして、それは場所や時代によって変化するから、食べ物に対する最新情報を常に取り入れるよう努めることと、同じ場所の同じものばかりを食べないようにすることで、有害物質を摂取する危険(同一地域の同一の物を頻繁に摂取すれば、一度の摂取量が問題なくとも、総摂取量で有害となる危険)を回避することが出来る。

・育児環境において、戦後間もないころに比べて悪化した点には次のようなことがある。

・核家族化が進み、育児に大切な躾や日本の良き精神文化が伝承されなくなった。

・地域社会が崩壊し、地域で子供を育てる機能が崩壊した。戦後間もない頃は、子供たちのいたずらや間違いに対し、近所の人たちも叱ったものである。そしてそれが子供に社会とのかかわり方を教えていた。今の時代は、子供の間違いを叱った者に対し、怒り返すというような間違った親が多く存在するようになり、昨今は、父親までが過保護に子供に接している姿をよく見かけるようになった。このような親が、成長して親に刃向かったり、自己中心で社会を毒する人間を育てているのである。

・子は親が育てるのが理想であるが、ワーキングプアーや失業者の多い社会においては働かざるを得ない母親も多くなる。これを解決する一つの方法は地域で協力し合うことである。戦後、アメリカ的な物質的繁栄を求め、核家族化とともに、地域の付き合いを無くして来てしまったが、日本人はもともと援け合いの心を持っていた民族である。地域が手を取り合って援け合いの輪を広げていくことがこれからの社会には必要になって来るものと思われる。

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