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肺炎の予防方法|肺炎球菌ワクチンとCT、MRIの落とし穴

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治らない風邪は肺炎の可能性

 5年ほど前のことである。風邪を引いて行きつけの近所のクリニックで処方箋をもらい薬を飲み続けたがなかなか治らず、同市内の呼吸器科を紹介され受診した。呼吸器科で胸部レントゲンを撮ったところ、肺炎という診断をされ、肺炎の薬を処方された。それ以来、薬を飲み続けているが未だ改善の兆しは見られない。今まで軽く考えていたが、いざ罹ってみるとなかなか苦しく大変な病気である。
 今はコロナ禍で大変な時期であるが、薬を飲んで治らない風邪の場合は肺炎を疑って見る必要がある。
 肺炎は死因の第3位であり、死亡者の95%以上を65歳以上の高齢者が占めていることから、高齢者は特に肺炎に罹患しないよう留意することである。 また、 肺炎に罹らないために、普段から栄養の保持に心掛け、よく体を動かし、禁煙に努めることである。

肺炎が苦しい理由

 肺炎は実際にかかってみるとけっこう苦しいものであるが、その理由は身体に必要な酸素が十分に取り込めないことによる。少し動くとすぐ息切れがする。酸素が体の隅々まで十分行き渡らないため、栄養をとってもそれがなかなか身につかない。高齢であれば運動するのが億劫になり、出歩かないようになれば、歩行能力も次第に衰えてくる。そのような状態のなると気持ちも萎えて負のスパイラルに陥ってしまいかねない。肺炎はならないようにすることである。

肺炎にならないために

胸部レントゲン写真

 風邪を引いて医療機関を受診し、医師が必要と判断すれば胸部レントゲン写真を撮るのが普通である。しかし被爆を嫌う患者の場合はレントゲン写真を撮るのを嫌がる人も多いと思われる。私の場合は、年に2度胸部と腹部のMRI検査を行っていたため胸部レントゲン写真は不要と思い10年近く撮らずにいた。そして風邪が治らず近所の呼吸器科を受診して胸部レントゲン写真を撮ったところ肺炎と診断されたのに加え、以前にも肺炎をして自然治癒した跡があると診断された。

  風邪を引いて医療機関を受診し、医師が必要と判断すれば胸部レントゲン写真を撮るのが望ましい。

肺炎球菌ワクチン接種

 インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンを接種しておくことが必要である。肺炎の原因となる微生物で最多は肺炎球菌と言われており、肺炎球菌ワクチン接種は、肺炎球菌性肺炎の約80%に対して予防効果があるとされている。予防接種の効果は、健康な成人であれば接種後2~3週間に現れ、高齢者や慢性呼吸器疾患患者はインフルエンザワクチン接種との併用で、さらに有効であることも示されている。65歳以上の高齢者には補助費の出る自治体も多く、肺炎球菌ワクチンの接種はぜひともしたいものである。

MRIの落とし穴

 身体の断面を精密な画像で撮しだす出す手段としてMRI検査とCT検査がある。このうちCT検査は被爆をするがMRI検査は被爆しないという利点がある。

 しかし、肺のように空洞の多い組織を診るのはMRIの不得手とするところであり、肺炎を早期に見つけるにはCT検査を受けたほうが良い。私の場合はCT検査をMRI検査にしていたために肺炎に罹患したことを発見するのが遅れ、肺炎治療に時間を要するようになってしまった。この失敗の体験から、肺炎を疑われたときは、医師がCT検査を提案したら素直に受けることが望ましいということである。

 ただし、胸部CT検査は1回あたり約7mSv(ミリシーベルト)被爆するが、その被曝量は胸部レントゲン1回あたり被曝量0.06mSv( ミリシーベルト )の約120倍である。
 また、人が自然界から1年間に浴びる放射線は、日本の平均値で1.5mSvであり、ICRP(国際放射線防護委員会)が、医療・自然放射線以外の人の年間許容被爆量を1.0mSvと規定していることを知るとともに、放射線技師など医療従事者の年間許容値が50mSvであることを知り、必要最小限でCT検査を受けることが必要である。

漢方薬はくせ者

 漢方薬は副作用が無いと誤解している人が多いが、化学薬品にしろ漢方薬にしろ、合成物にしろ自然物にしろ、100%人が求める効能を持つはずはなく、いくらかは負の作用を持つのが自然である。すなわち副作用をもっているはずである。
 漢方薬は副作用が無いとの思い違いから病院を嫌い薬局で漢方薬を求め服用する人が少なからずいるが、素人の生兵法は危険である。最近では漢方薬についても研究がされはじめ、その副作用についての研究結果が発表されたりしている。 
 肺炎について言えば、ある種の漢方薬の服用が間質性肺炎を引き起こすことが知られてきている。例えば次のようなものがある。 自己判断で漢方薬を服用することのないように注意することである。
 

間質性肺炎に関係する漢方薬に関する研究例

 次のような症例が報告されている。詳細は下記URLにて確認ください。

①小柴胡湯以外の漢方製剤を投与された患者で間質性肺炎を発現したとする症例

② 大柴胡湯、半夏瀉心湯、辛夷清肺湯、清肺湯、柴胡桂枝乾姜湯についても、因果関係の否定できない症例

https://www.pmda.go.jp/safety/info-services/drugs/calling-attention/safety-info/0147.html

結論

 肺炎にならないようにするためには次のことを実践すると良いと思われる。

①定期的に胸部レントゲン写真を撮る。

 肺炎の診断にはMRIは不向き

②肺炎球菌ワクチンを接種する。

③普段から自己判断で漢方薬を飲まない。

④普段から栄養の保持に心掛け、よく体を動かし、禁煙に努める。

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